受付日 | | 2022-12-07 | 市町 | | 足利市 |
作物名 | | トマト | 品種名 | | 穂木:SC7-167台木:アシスト |
結果分類 | | 病害 | 病害虫 | | 青枯病 |
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栽培概要 | | 2022年9月15日定植。前作終了後は、残渣、米ぬかをすき込み、太陽熱消毒を実施した。 |
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発生状況 | | 11月2日頃から下葉が枯れて黄化している株を確認。 その後、11月中旬頃からやや萎れるようになり、12月5日には青いまま萎れているものを確認した。 症状が出ている株は、ほ場の中10株程度。 |
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防除履歴 | | 10日おきに薬剤散布をしており、直近ではカンタスドライフロアブル、ベルクートフロアブル、ダコニール1000等を散布した。 |
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結果詳細 | | 1.症状 青枯症状 2.診断手法 イムノクロマト法 3.診断結果 (1)持ち込まれた2株を供試したところ、青枯病陽性。 (2)地際部を切断すると維管束の褐変が2株とも見られた。また、地際部の茎を水に入れ、静置したところ、青枯病の特徴的な白色菌泥の噴出が確認された。 (1),(2)より、青枯病と診断した。
本病原菌は土壌伝染性病害で、一般的に高温時期に症状が顕著に現れるが、どこかのタイミングで潜在感染を起こし、保温によって発病適温となり、発生が見られたと考えられる。 なお、軟腐病菌は主に傷口等から進入しやすいことから、青枯病で弱った部位から2次的に侵入した可能性も考えられるが、今回の主要因は青枯病である。 |
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特記事項 | | ・前作は春先に数株青枯病が発生した。向かいのハウスで青枯病が発生し、同じゴミ捨て場を利用していた。 ・イムノストリップで1株検査したところ青枯病陽性であったが、茎の表面の褐変など軟腐病らしき症状もあり生産者は軟腐病を疑っていた。 |
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